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紀伊国坂を上り、代官町通りを歩いて行くと看板が!

〜全身で体感する科学の力〜

千代田区には、日常生活に溢れる科学技術について、子どもも大人も楽しく学べる施設があることをご存知ですか?
北の丸公園に近接するのは、約20の展示室がある5階建ての大きな科学技術館。
ここでは、私たちが実際に訪れて発見した科学技術館の魅力を、スタッフの方からお聞きしたお話と共にご紹介します。

まるで本当に運転している気分!!車好きにはたまらない!!

こちらは2階にある「ワクエコ・モーターランド」。
ここでは車のしくみや安全、環境にやさしいエコドライブなどについて学ぶことができます。
中でも人気なのが”運転シミュレーター”。
運転シミュレーターには3種類あり、乗用車からバイク、トラックまで、まるで本物に乗っている気分で運転体験ができます。(身長制限あり)
私たちは乗用車とバイクのシミュレーターを体験しました!
こちらは乗用車のドライビングシミュレーターを体験している様子。

館内画像
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走り始めは順調。いよいよ曲がり角に差し掛かります。
学生メンバーは、安全に気を付けながら、制限時間内に目的地に辿り着けるでしょうか!?

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こちらはバイクのワインディングロードドライビングを体験している様子。
このシミュレーターの特徴は、名前の通り、曲がりくねった道を走行できること。
バイクで道を駆け抜けていく感覚は爽快です!

体験中は、道路に潜む危険を察知してお知らせしてくれるため、運転席からの目線で安全な運転について学ぶことができます。
体験に運転免許は必要ありません!お子様や普段乗り物に乗る機会が少ない方もぜひ体験し、乗り物ごとに異なる運転技術を体感してみてください!

自分の力で電気を生み出してみよう!!

こちらは3階にある「DENKI FACTORY」。
私たちがまず向かったのは、入ってすぐ右手にある”発電サイクリング”。
ここには3台の自転車と電気製品が展示されており、自転車のペダルを漕ぐことで発電した電気によって電気製品が動く仕組みになっています。
実は自転車により発電できる電気の量が異なっていて、一番左が50ワット、真ん中が75ワット、一番右が100ワットとなっています。右にいくほどより多くの電気を生み出せますが、その分ペダルが重くなっていきます。

館内画像
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電気製品をよく見ると、付近にはワット数が。その電気製品を動かすために必要な電力がわかるようになっています。
また、発電した電気はためることが難しいことから、電気の運送技術が発展していったようです。

私たちも実際に体験してみました!
想像よりも軽い力で漕ぐことができましたが、長い時間漕ぎ続けることは大変で…。
物を動かすのに利用する電気を生み出すためには、多くの力が必要なのだと実感しました。

あなたはいくつの家電製品を動かすことができるでしょうか?
ご家族やお友達と同時に漕いで、最大発電量の225ワットを目指してみてください!!

館内画像
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私たちが体験している様子はこちら!
CDラジカセからは音楽も聴こえてきます。
また、ペダルを漕ぐ速さを変えるとどうなるでしょうか?
ぜひ動画でお確かめください。

次に私たちが向かったのは”マグネットカー”。

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ハンドルを約10秒間回すことで装置の中に入っている発電機が動き、発電した電気がたまると、マグネットカーが走り出します。
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こちらはマグネットカーを横から撮影したものです。
マグネットカーが飛び出すと、お馴染みのある音が聴こえてきます。
ぜひご自身の手で電気を生み出し、マグネットカーを走らせてみてください!

実際に体験している様子はこちら!
私たちがハンドルを精一杯回している様子が見られます(笑)。
マグネットカーが動き奥まで辿り着くと、どのようなことが起こるでしょうか!?
その結末は動画でご覧ください。

身の周りには鉄で作られたものがたくさん!!鉄ってすごい!!

こちらは4階にある「鉄の丸公園1丁目」。ここでは様々な展示を通して、鉄にまつわる歴史や鉄の性質、身近な鉄の使われ方などについて学ぶことができます。

この展示室の中で私たちが最初に体験したのは”ばねシューティング”。

ばねは、曲げると元に戻ろうとする鉄の力を利用したものの一つ。
ボタンを押すと、勢いよくボールが発射!ばねシューティングを体験し、ばねがボールを遠くへ飛ばす力の大きさに驚きました。
あなたはボールを上手に飛ばせるでしょうか!?ぜひ体験してみてください。

館内画像
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私たちが体験している様子はこちら!
ボールを的に当てるのはなかなか難しかったです。
ボールが的に当たる時に聞こえる音にも、ぜひ耳を傾けてみてください。
この動画を見ていただくと、鉄からできたばねのすごさを知っていただけるでしょう。

私たちが次に体験したのは”ベアリングカーリング”。

こちらのカーリングは、レーンが氷でできていません。
ではなぜ、ストーンがレーンの上を滑るのでしょうか。その秘密は、ストーンの裏にあります。
ストーンの裏には『ベアリング』という鉄の玉が3つついており、これがストーンとレーンとの摩擦を少なくしているそうです。
鉄のおかげでストーンが滑っているとは…!驚きました。
ご家族やお友達と競い合うのも楽しそうですね!

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学生メンバーの1人が挑戦してみました。
円の中心まで、ストーンを滑らせることができるのでしょうか…!?
鉄の力でストーンが滑っていく様子を、ぜひ動画でご覧ください。

続いて私たちが向かったのは”ボンネットリフティング”。
ここには、自動車に使用されているボンネットの1975年式と2000年式が並んで展示されています。ボンネットの厚みは、昔よりも現在の車の方が薄いようです。
私たちも実際にロープを引っ張り、2つの重さを比較してみました!

こちらは1975年式のボンネットを持ち上げる前の様子。
どのくらい重いのでしょうか…。想像がつきません(笑)。
いざ挑戦!

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私たちがボンネットを持ち上げている様子はこちら!
どちらも想像以上に重く、私たちは全体重をかけなければ持ち上がらないほどでした。
全身を使って鉄の重みを体感している様子をぜひご覧ください(笑)。

こちらは鉄の作り方についての展示。
「鉄の丸公園1丁目」には、他にも鉄についての学びを深められる様々な展示がありますので、お立ち寄りの際には、ぜひ見てみてください。

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しゃぼん玉の中に入ってみたい。そんな夢が叶えられます!!

こちらは5階にある「ワークス」。ここでは、展示の作成や実験の考案も行っています。

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ワークスの部屋に入るとすぐ左にあるのは”でっかいしゃぼん玉”。

レバーを持ち上げると、なんとしゃぼん玉ができあがっていきます!
私たちも実際に中に入ってみました!

ふんわりと包みこんでくれるしゃぼん玉に思わず触れたくなってしまいますが、割れてしまうのでここは我慢。自分がしゃぼん玉の中にいる感覚は、まさに不思議体験でした。

実はでっかいしゃぼん玉を作り出すしゃぼん玉液には、お客様がより楽しめるようある工夫が施されているのです。それは水と洗剤の配合割合。これを工夫することで、すぐに割れないしゃぼん玉を作り出しているそうです。

私たちが体験している様子はこちら!
頭上から送られる風により、できたしゃぼん玉が膨らんだり縮んだりするのも面白いのです。
その様子はぜひ動画でご覧ください!

館内画像
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最後に

記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
年代問わず、科学の奥深さを知る体験ができる科学技術館の魅力を知っていただけましたでしょうか。
科学技術館には、この記事ではまだまだ紹介しきれない展示がたくさんあります。
皆さんもぜひ足を運び、様々な科学技術が生み出す現象を、全身で体感してみてはいかがでしょうか。
きっと日常生活に存在する科学の力を発見できるでしょう。

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